فداء

منذ زمنٍ  انكسر وجهي
زمنا طويلا عشت بلا وجهٍ
لم استطع أن ابكيه
معه تحطمت عينايَ،
صمتت المرايا،
أوصدت عوالمها حدادًا.
انكسر وجهي
زلزل الكون،
سمع قلبي تسلل الجليد
ما أرادَ مقاومةً
قال: اكسرني كما وجهي
لكن، وزعني أشعةَ حبٍّ
حيث برد وعتمة وسياط
إزرع ثنايايَ في الصحارى
لتكون الاعجوبة
فيلدَ الرمل الزنبق والياسمين
رشَّ دمي رذاذًا
على حافةِ الجرحِ
فأصيرَ بجروحي البلسمَ.

© Hanane Aad
Audio production: 2005, M.Mechner / Literaturwerkstatt Berlin

自己犠牲

わたしの顔はむかし崩れた
幾歳月のあいだ顔なしに生きた、
泣くこともできなかった。
目も壊れていたから。
鏡は黙して語らない、
それらの世界に鍵をかけた。
わたしの顔は砕けた
宇宙は揺れた
わたしの顔は粉々になった
そしてわたしのこころは霜の近づく歩みを聞いた
でも拒まれて抵抗できなかった。
云われたことには:わたしを壊せ、おまえが顔を崩したように
でも寒さ、暗さと鞭が蔓延するところで。
愛の光線みたいにわたしに浴びせよ
砂漠のなかにわたしの遺骨を埋めよ
すると奇跡が通りがかるだろう
砂漠のなかにわたしの遺骨を埋めよ
すると砂は百合やジャスミンを生むだろう
傷のへりについているわたしの血を撒けよ
すると傷という傷がバルサムとなるだろう。

翻訳 : Mariko Sumikura